食の寺子屋受講生の皆様へ
まぶしい春の日差し、一斉に芽吹く草花、限りなく青い空、雪どけの小川のせせらぎ、
いつもと何も変わらない春の訪れですが、私達の生活は一変してしまいました。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。お元気にしていらっしゃることを祈りつつ手紙を書いております。
2月末から料理講座をお休みし、再開の機会を伺って参りましたが、今の所目処が立たない状況です。
日を追うごとに増えていく患者数、医療チームの苦境を知るたびに苦しい気持ちになります。
寺子屋の厨房もしばらく稼働せずひっそりとしています。(只今、マスク工場になっています)
みなさんの笑い声が途絶えた部屋はガランとして寂しそうです。
少人数ではありますが、調理という活動はいわゆる「濃厚接触」にあたるとの判断から、当分の間休講とさせていただくことにいたしました。夏休み明けぐらいから再開できるといいなと思っております。
経済や効率が最優先だった時代が終焉を迎え、価値観の大転換期を体験していると感じます。これからは食の重要性が見直され、人と人の絆を大切にしながら助け合って生きていく時代になっていくでしょう。世界でもまれに見る食料自給率が高い十勝という地域に暮らしていることの幸福を噛みしめながら、日々の暮らしを丁寧に作り上げましょう。
どうぞみなさま、お元気で、再会できる日を心待ちにしております。
――― 食べ物とは思い出のこと、料理とは甦(よみがえ)りなの ―――
「パンと野いちご」山崎佳代子著(勁草書房)
リュビツァ・ミリチェビッチさんの言葉より
2020年4月14日 食の寺子屋直歩塾 村田 ナホ
浦木 明子
※再開の判断ができる状況になりましたらまた改めてご案内を郵送いたします。
こんにちは。芽室町中央公民館:講座担当をしております、(一財)帯広市文化スポーツ振興財団の菊地と申します。4月1日より前の担当の方より引継をしまして、今年度の講座の予定を計画しているところです。以前より、浦木さんのブログなどを拝見したり、幕別町で開催予定だった「災害レシピ」講座など興味があり、ぜひ芽室町中央公民館でも講座を開催していただけたらと思っていました。現在の状況では開催は難しいようですが、ぜひ開催可能の状況になりましたら、お願いしたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
菊地様
メッセージありがとうございます
承知いたしました
開催可能な状況になりましたら
いつでもお声かけください
なにかお役に立てることもあるかと思います
今後ともどうぞよろしくお願いいたします
浦木 明子